

【記事の内容】
・バスルームの掃除のコツ
・キッチンの掃除のコツ
・時間短縮する方法
僕は海外で約3年間ほどホテルのハウスキーパーのお仕事をしています。
カナダで7ヶ月。オーストラリアで2年1ヶ月(現在も働いています)。トータル2年8ヶ月です。
この間に僕が色々試して見つけた早く掃除するコツをシェアして行きたいと思います。
これからワーホリで、ホテルのハウスキーパーにチャレンジしたい人にはとっておきの情報になっております。
初めてこのお仕事をすると、『ただ綺麗にすればいいんでしょ、そんなの簡単』って思うと思いますが、実際は色々頭を使ってやらないと時間通りに終わらないのです。
ハウスキーパー|早く綺麗に掃除するにはコツがある

ハウスキーピングのお仕事は、1部屋チェックアウトは何分。宿泊してる部屋(ステイオーバー)の掃除は何分。と目安が決まっています。
だいたいチェックアウトは30分〜45分くらい。
ステイオーバーは15分〜20分。
ステイオーバーでシーツを交換の場合は、20分〜25分。
と定められています。(ホテルによって定められてる制限時間は異なります。)
なので、効率よくこなしていかないと余計に時間がかかってしまいます。部屋に入ったらまずはどんな様子なのかチェックしましょう。そして、その都度やり方を変えましょう。
例えば、ジュースなどが乾いてこびりついてしまっている場合、スプレーをして液体に戻したり、使用済みのカップなどはシンクにお湯をため、洗剤も入れてしばらくつけておくなどです。
ゴミ袋、ケミカル、ハイダスター、ベッドシーツ類を持って入室
・ベッドルームに行きゴミを全て回収
(この時移動されているリモコンやベッドライト、ティッシュボックスなどは触らない)
・バスルームのゴミを全て回収
・キッチンのゴミを回収
全部ゴミ回収が終了したら、使用済みコップやお皿などをシンクに持っていき、お湯をはって食器洗剤を入れてつけておきます。
その後はケミカルスプレーを持ってバスルームの鏡やトイレ、シャワーのぶ、シャワーグラスなど全部スプレーしていきます。
ついでに冷蔵庫もチェックしましょう。ジュースなど乾燥してたら落とすのに時間がかかるので、先にスプレーして液体に戻しましょう。
このとき多めにスプレーしてください。少量だとすぐに乾燥してしまうためです。
ベッドルームの掃除の仕方

・ハイダスターでスカーティングボード(幅木)のホコリを取り除く
・ベッドを作る
・テレビやテーブルなどのホコリを拭き取る
・クローゼットチェック
・アイロンチェック
・コーヒーマシーンやケトルのチェック
ベッドのシーツを剥がすときに気をつけること
シーツを剥がすときですが、力でやってしまっては手首や肘の腱鞘炎に繋がるので、シーツを掴んだらベッドを1周するように巻き取っていきます。
一回腱鞘炎になると、なかなかこのお仕事をしながら直すには難しいので注意です。
剥がしたシーツと使用済みタオルなどは、好きなタイミングで片付けてしまいましょう。
ベッドを作る順番
・シーツ
・デュべもしくは、3枚目のシーツ(トリプルシーツの場合)
なぜこの順番なのかというと、枕を最後に作ると、できたベッドの上において作ってしまうと、せっかく綺麗にできたベットにシワが入ってしまうからです。
ソファーの上で枕カバーをはめる場合でしたら後でも大丈夫です。
僕的には、先に枕を作った方がベッドが完成した後に、ポンポンと置くだけなので気が楽です。
色々試して見ると良いでしょう。みなさんの自分のやりやすいやり方が一番ですので。
ベッドメイキングの時の注意
シーツを広げてみると、折り目がついています。その真ん中の折り目をベッドの真ん中と一致する場所にシーツをのっけ、それを見ながら真ん中をとってシーツをかけていきます。ずれてるとちょっと変な見た目になってしまいます。
また、反対側だけシーツが異常に長くなってしまったりするので真ん中に置くように気をつけましょう。
4隅のシーツをマットレスの下に入れる際、絶対に膝をついた状態でやってください。
腰にかなりの負担がかかりますので、しっかり毎部屋やりましょう。
『まぁいいやぁ』なんてやってるとぎっくり腰になったり、腰痛の原因になります。
僕は何度もぎっくり腰を経験しました。
部屋のダスティング、テーブル拭きなど
ベッドができた後は、ホコリを拭いていきます。
まずは、乾拭きでテーブルを拭きます。その際拭いた面にホコリがついてるので違う面で、テーブルにケミカルをスプレーした上拭いてください。
コーヒーなど乾燥して落ちない場合は、スプレーして放置しつつ、他のベッドランプやソファー、テーブル、移動されたリモコンやティッシュを元の位置に戻すなどして時間稼ぎをします。
そして最後に、さっきの落ちなかったとこを拭きます。
その後は、クローゼットやアイロン、コーヒー、ケトルなどチェックし終了したら、必要なアメニティーを補充します。
ペンやメモ帳、コーヒー、紅茶など。補充したら終了。
バスルームの掃除の仕方

最初に部屋に入ったときにスプレーしてましたよね?
ということで汚れがだいぶ分解されています。
鏡は、ラグ(ボロ布)で拭いていきます。このときサーっと1回で拭き取るイメージで拭いてください。
スプレーをしていたので、何度もゴシゴシ拭く必要はなくなっています。
洗面所の掃除は、スポンジと洗剤
お湯を使いましょう。
水だとなかなか綺麗に汚れが落ちてくれません。
スポンジと洗剤をつけてゴシゴシと洗い、後はお湯で流しちゃいます。
ラグ(ボロ布)で拭いて終了です。
バスタブ、シャワーグラスやシャワーハンドルも洗面所と同じ
洗剤をつけたスポンジでささっと擦っていきます。この時、お湯をかけてからの方が落ちやすくなります。
それでも落ちない場合は、メラミンスポンジを使いましょう。
バスタブは水が溜まってた部分にアカが付着してることが多いので、熱いお湯と洗剤とスポンジを使えば、強くこすらなくてもピカピカに落とせます。
特に足元に近いシャワーグラスの部分は、水垢でくもってますのでメラミンスポンジが大活躍します。
仕上げは、お湯を全体にかけてすすぎ後は、ラグ(ボロ布)で拭き取ります。
ちょんちょんちょんとある程度水分が残っていても、お湯なので自然蒸発してくれます。
これで、残すとこは、トイレですね。
トイレは、部屋に入った時点にスプレーするのがとても大切
たまにあるんですよ。便器の中がこびりつきまくって取れないっていうおトイレ。
この場合、最初に一回濡らしておかないとなかなかほぐれなく、時間を食うことになるのです。なので、部屋に入ったら真っ先にチェックが大事です。
ちなみにクレンザーを使うと落としやすくはなりますが、結局ひたすらトイレブラシでこするしかないのです。
トイレの水を少し流しながらこすると汚れを落としやすくなります。
それにブラシでゴシゴシしてる時に水が自分の方に跳ねにくくなります。
顔にその水が跳ねたときには、それまたものすごくショックですよね。
何度も経験済みでございます。
トイレが終わったら、タオルの補充やアメニティーの補充、ドライヤーチェックをします。
補充したら残す所はキッチンですね。
キッチンの掃除の仕方

部屋に入ったときに、使用済みの食器類を洗剤とお湯につけておけば案外楽勝。
お湯につけた食器を洗う
ひたすら洗っていきましょう。部屋を掃除しだしてから結構時間が経っているので汚れはだいぶ落ちやすくなっています。
スポンジでキュキュット洗っていき、お皿用の布で拭きましょう。
お湯で洗ってると、さっと拭くだけで水分が蒸発してくれ無駄にゴシゴシ拭かなくてよくなります。
またお湯によって油汚れが落ちやすくなっているためピッカピカになります。
シンクも食器洗剤のおかげで綺麗になってます。
残すは冷蔵庫ですね。
冷蔵庫は拭くだけで落ちる
最初にスプレーしているおかげで、ささっと拭くだけで落ちます。
これも、最初にスプレーしていないとなるとジュースなど乾燥してる跡があると落とすのに時間がかかってしまいます。
掃除が完了したら、ミルクや紅茶など補充が必要であればします。
残すところ、掃除機とモップがけですね。
掃除機とモップがけ

押して吸った時よりも、引いた時の方がゴミを吸い込みます。
掃除機は一番奥の部屋から攻めましょう
コンセントは、差し替えないで全部コードが届く位置に差し込んで、一番奥の部屋から吸っていきます。
気をつける場所は
・ゴミ箱の下
・ベッドの下
四隅とゴミ箱の下は髪の毛がよく1本だけ落ちていることがあります。
ベッドの下はペットボトルやスリッパ、紙くずなど落ちているのでチェックが必要です。
モップがけは、掃除機で吸いきれなかった汚れの最終チェック
掃除機で吸いきれなかった、髪の毛や小さなホコリなどを拭き取る最終段階の掃除です。
部屋の中から、入り口に向かってモップがけをしていきます。
モップがけ終了と共に自分も部屋の外に出て掃除終了です。
まとめ

・食器類はシンクに洗剤を入れお湯をはってひたす
・冷蔵庫をチェック
・バスルームにスプレー
・シーツ剥がしは力でやらない
・シーツのセンターラインを気をつけてベッドを作る
・枕は最初に作る
・トイレは最初にチェック
・掃除機は引く時の方が吸う
・洗い物はお湯を使う
こういった感じですが、1部屋ずつ潰していくのが効率がいいです。ベッドルームをちょっとやってバスルームをやって、またベッドルームに戻ってってやってると余計に時間がかかるので、一部屋ずつ潰してしまいましょう。
後は、無駄に行ったり来たりを繰り返さないことですね。そして、拭き取る時も何度もゴシゴシやるんでなく、サッて拭いて綺麗にした方が時間が短縮されます。
持ってる道具を効率的に使うのが時間短縮の第一歩です。
僕が今まで務めたオーストラリアのホテルは、部屋の掃除が終わった終わってないなど指示をもらうのに自分の携帯電話を使って連絡を取り合いました。なので、携帯電話は必須アイテムでした。
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— Shota Australia🐓🐥🐳🐬🇦🇺🇨🇦🇯🇵🏳️🌈 (@NGU8823) October 26, 2019